ふそうごむ。by扶桑ゴム産業

扶桑ゴム産業の最新情報とうぇぶますたあ「TKYK」の個人的日記。

PDFをPerlで生成する時の苦労話

 もうちょっとでeカットシステムを公開できそうなので、それにまつわる苦労話でも書いてみよう。今回の要求仕様の一つに、「見積もりPDFを生成してユーザーが印刷したり出来るようにする」というものがあった。

PDFは最初外注先に一任しようと思っていたのだが、あれ?あれれれ?みたいな感じで、いつの間にかこちらで何とかして生成せねばならなくなってしまった(苦笑)<だって、画像貼り付けでPDF、みたいなこと言われてしまったし…

まあ、スキルが上がるのはよし!(前向き)ということで、調査しているとさすがCPAN、既にPerlだけでPDFを作成することが出来るではないか。モジュールを読み込んで、実装することが出来た。簡単な差し込み印刷のようなものだったから、それはそれなりに。

でも、だんだんと欲がでるもの。欲といっても、より分かりやすく、お客さんが間違えない様なものであって欲しいという欲。型番を出力するときに、文字列が、ランダムチックなので、「1」「I」「l」「0」「O」「o」の判別が容易なフォントの採用を考えた。これも無事に出来て良かった良かった!と思ったのもつかの間、なんか変だ…

コピペしてテキスト情報としてエディタに貼り付けると文字化けする!なぜ??

原因は結局分からず、フォント埋め込みはなしになった。その代わり、間違えやすい文字を使わないという仕様に変更した。

今日、某紙面PDFの日本語での検索が出来ないという話を聞いて、ちょっと調べてみた。現象が似ているからだ。

どうやら、TrueTypeフォントの一部を埋め込んだ場合、うまくコピペできないPDFになってしまうらしい。アドビの説明によれば、

大体結論は、
この問題を解決するには、日本語に小塚ゴシックや小塚明朝などの OpenType フォントを使用します。
というくだり。そうか、そうなのか…学ぶ事って無限ですね…。
PDFを見られるときは、苦労したんだねと思い出してくだされば幸いです(^^;;