ふそうごむ。by扶桑ゴム産業

扶桑ゴム産業の最新情報とうぇぶますたあ「TKYK」の個人的日記。

企業見学!「製本の巻」 レポートBY 38K(みやけ)


先におしらせしましたように、ただ今「ゴム通」増刷中!
今日は木谷精版で印刷されたものを「製本」する工程を見学しました。



お邪魔したのは木谷精版の協力会社で、広島市南区大洲にある「はしざけ製本」。家業として製本業務を営んでおられます。こちらの奥様はこの道のベテラン。製本工程を大きな声で説明してくださいました。とっても気さくな方です。
では早速、作業工程を見てみましょう。

まず、印刷されたものを折る工程があります。それを受け持つ機械の名はなんと「オリスター」。ダジャレンジャーでした。(^0^)/



折ったものを束ねる工程がありますが…、その前にきちんと束の端を揃えないといけないですね。それがこのマシン!電気アンマのような振動を加えることで不ぞろいの束の端が、たちまち美しく揃います。見事!昔は職人が手で行っていた工程だそうです。



そして、そしてそれぞれのページを束ねていきます。この機械の仕組みは1.先の工程でできた束を、吸盤で吸いあげ、2.つまみだし、3.別のページと重ねていくといったもの。ここでよ~く確認して束をセットしないと、ページが逆になったり、順番がおかしくなったりするそうです。





表紙の無い本は考えられません。次の写真は本文の背に傷をつけ、180℃で溶けだすペレット状の樹脂糊で固定し、それから機械で送り出された表紙で本文を挟み込み固定するといった具合に仕上がる様子を示すもの。これらの工程をこの一台でこなすというから驚きですね。



この段階で本の形になっていますが本の小口や天の部分はまだ不揃いのまま。最後の裁断の工程で形を整えます。刃物が「キューッ」という悲鳴のごとく叫び声をあげながら端を切っていきます。怖くないのでしょうか?はた目にはハラハラの作業ですが、この道のベテランの奥さんによると、この工程は「たまらない」らしい。スゴイ!



「各工程での精度って大切ですよね?」と聞いてみると、「各段階で精度が甘いと、ほかの工程にかなり影響する」との答え。輪転機で印刷する段階から裁断まで、かなりの神経を遣いますが、お客様にはなかなかこのご苦労が伝わらないそうです。きれいなものができて当たり前の世界。扶桑ゴムも同じ製造業として見習うところが多いと思いました。(感謝)

はてさて、皆様のご協力により、こうしてめでたく「ゴム通」が完成するのでした!

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